MySQL

Epigno Tech Blog

2021年6月28日

Malik Olivier Boussejra

MySQLのデータベースをトランザクション内でダンプする

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MySQLのデータベースをトランザクション内でダンプする

MySQLのデータベースをダンプする際,mysqldump--single-transaction フラグ を用いることで,ダンプ処理全体をトランザクションで囲むことができます. 今回,ダンプをトランザクションで囲むメリットについて話そうと思います.

MySQLでデータベースをダンプする際,mysqldump というユーティリティはよく使われます. 一般的に,下記のように使います.

mysqldump --result-file=output.sql databasename --user=username

mysqldump は,デフォルトでテーブルをロックしているってご存知でしたか? mysqldump のドキュメンテーションを確認してみましょう.

mysqldump requires at least the SELECT privilege for dumped tables, SHOW VIEW for dumped views, TRIGGER for dumped triggers, LOCK TABLES if the --single-transaction option is not used, and (as of MySQL 8.0.21) PROCESS if the --no-tablespaces option is not used. [引用者強調]

テーブルをロックすると,ダンプ中,他のSQLセッションはテーブルを読み取れません.無論,書き込みもできません. ドキュメンテーションにもその挙動が記載されています

LOCK TABLES

Enables use of explicit LOCK TABLES statements to lock tables for which you have the SELECT privilege. This includes use of write locks, which prevents other sessions from reading the locked table. [引用者強調]

つまり,巨大なテーブルのダンプを不用意に開始すると,アプリケーション全体が停止してしまう危険性があります. まずいですよね.www

その上,LOCK TABLES はテーブル1つ1つに対して行われるので,mysqldump をそのまま使うと,テーブル同士のデータの一貫性を担保できません.

--single-transaction フラグで,ダンプ処理をトランザクションで囲むことにより,LOCK TABLES が発生しなくなり,アプリケーションを停止させずにダンプすることができます. また,トランザクションのおかげでテーブル同士のデータの一貫性も担保できます. 上記を踏まえ,これからは --single-transaction フラグ を使って,下記のように運用データベースをダンプしましょう.

mysqldump --result-file=output.sql databasename --user=username --single-transaction

ライター

Malik Olivier Boussejra

CTO at Epigno